睡眠の量と質

昔と違って全然眠れなくなった、というご年配の方のお話をお聞きします。

そんな時にはこんな風にお答えします。

年齢による睡眠時間

年齢による睡眠の変化を見てみると、活動的な思春期は8時間くらいは平気で眠れます。

30代40代になってくると7時間くらい、50歳を過ぎると5〜6時間くらいとなります。

「全然眠れない」と言うご年配の方のお話を伺うと「寝ようと10時くらいに床に着くが3時くらいに起きてしまう」

5時間は寝ていることになりますから年齢的にはそれくらいかもしれません。

睡眠は時間より質

年齢とともに睡眠時間は減少していきます。

前々回コラム「睡眠と健康」でご紹介した内容で、ご自身の睡眠時間内の質を高めてやると少ない睡眠時間でもスッキリした目覚めとなります。

睡眠は時間より質。若い時と同じ時間寝なくても良いのです。

工夫もしてみる

外に出る機会が減るとメラトニンの分泌が減って不眠になりやすいと言われています。

積極的に外へでる機会を作るよう、趣味に出掛ける、散歩をするなどの工夫もしてみてはいかがでしょう。

そのためにも筋肉を減らさず、骨をしっかり強くしておく必要がありますね。

眠れない眠れないと焦るとさらに眠れないと言います。

眠れなければ寝なくても良い、とど〜んと構える事で脳が焦る事をやめ眠りにつける事もあるようです。

 

どうしても必要な方は仕方ありませんが、若い時と同じ睡眠量を求めるためだけに睡眠導入剤を飲まれる必要はないような気がします。