閉経後の身体を守るエクオール

前回はホルモンバランスが崩れたときに出現する症状にエクオールが効果的であることをお伝えしました。→こちら

今日は症状が出始め閉経を迎えた後の身体の変化に対するエクオールの効果です。

エストロゲンが減少する閉経後は

エストロゲンは体内での血管壁の柔軟性や骨強度を維持しているため、閉経前後の女性は骨密度の減少や血圧変動、LDLコレステロールの上昇などが起こりやすくなります。

更年期症状や障害はほぼ55歳くらいには落ち着きますが、それと並行して膣炎や尿失禁、皮膚萎縮、脂質異常症(LDLコレステロール・中性脂肪の上昇)引き続き起こる骨粗鬆症、動脈硬化などの疾患、記憶の低下からの認知症などが起こってきます。

閉経後からの約35年のメタボリック対策

女性は閉経後約35年をいかにこれらの疾患から自分を守っていくかが健康寿命を延伸するキーポイントになってくると言えます。

メタボリックシンドロームとは、高血圧・脂質異常(高LDLコレステロール)・高血糖の三つに肥満が重なって起こることで、動脈硬化のリスクが高まる病気の予備軍です。

エクオールはLDLコレステロールを減らし、HbA1c(ヘモグロビンエイワンシー)という動脈硬化て・糖尿病のリスクを示す指標の数値が下がったという試験結果が出ています。

骨密度減少を防ぎロコモティブ対策

骨粗鬆症患者の9割が女性。閉経以降は男性よりもエストロゲンが減少し、骨折頻度は男性の3倍以上。

骨密度は閉経直後から急激に減少し年2%ずつ、10年間で一気に20%減少すると言われています。

エクオールは骨密度の減少を抑えるという試験結果が得られています。

骨密度の低下は、骨折のリスクを上げ寝たきりの危険性へと繋がります。

 

背骨や大腿骨の骨量ばかりでなく、実は顔の骨も減っていきます。

目の周りが減るとくぼみは大きくなり、目が落ち込み皮膚がたるみます。頬骨の高さの減少により頬がたるみます。顎の骨も減るため、顔の輪郭がぼんやりしてきます。

身体はもちろんですが、いきいき女性でいるために見た目変化も少し食い止められれば嬉しい限りです。