いきいきしているという事は健康であるという事と同じであると思います。
そんな「いきいき女性」でいるためにはどうすれば良いでしょうか。二回に分けてお伝えします。
月経が無くなると
女性の身体はエストロゲン(女性ホルモン)で守られています。
妊娠・出産、お肌のハリだけではなく、骨を作ったり血管をしなやかにしたり、脳にも働いています。
月経がなくなるという事はエストロゲンが減るという事。守ってくれるものが減るという事です。
月経が無いと煩わしくなくてイイわ〜、更年期症状も全然無かったし楽チン楽チン…という方もよく聞いてください。
月経が無くなって10年位潜伏期間をおいて「動脈硬化」や「骨粗鬆症」は現れてきます。
動脈硬化を放っておくと
エストロゲンが減少するとLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪の増加、HDL(善玉)コレステロールの低下が起こってきます。
そのまま放置しておくとLDLコレステロールは血管壁に沈着、しなやかさを失っていきます。
これを動脈硬化と言いますが、放置しておくと脳梗塞や心筋梗塞の原因ともなります。
女性は骨粗鬆症に注意
60歳を過ぎると急激に増加する女性の骨粗鬆症。男性の3倍の罹患率と言われ、転倒から骨折、骨折部位が悪ければ寝たきりへ…とつながる怖い病気です。
女性の要介護・要支援のNo.1は関節・骨折の疾患によるものです。
予防には規則正しい生活習慣、禁煙、適度な運動、バランスのとれた食事。
運動はかかとに少し負荷を掛けると骨の形成を助けると言われています。
転倒防止には筋力をつけたり、バランス感覚を養う事も必要です。
しなやかな身体を作るためにラジオ体操など全身をくまなく使う運動も良いでしょう。
食事はカルシウムやビタミンDだけでは無く、カルシウムの吸収を助けるマグネシウム、骨を形成するビタミンK、土台の筋肉を作るタンパク質、骨密度の低下を防ぐ大豆イソフラボンなど、偏らずバランスよく食べる事が必要です。
明日は女性ホルモン低下後のヘルスケアを考え、いきいき女性でいるためにはどうしたら良いかをお伝えします。