脊柱の柔軟性

女性は低体力の方が多い。筋力が低下することでさらに脊柱の柔軟性も失われていき、運動すると疲れやすいと言う悪循環となってしまいます。

現代人は脊柱がまっすぐ⁈

ヒトの脊柱(背骨)は適度なS字カーブを描いています。

この適度な湾曲があるので直立した時の重力を分散したり、外から来る衝撃を吸収したり出来るわけです。

仕事中、椅子に浅く腰を掛け背もたれにもたれかかっている姿勢が長いと骨盤が後傾し、カーブを消失しやすくなります。

スマホを長時間見てストレートネックになるとカーブも消失します。

低体力な女性の方も脊柱を支える筋力が足りない事からカーブを消失しやすくなっています。

脊柱のS字カーブをきちんと保持してやらないと、持っている筋肉の力を100%出せず、運動しても疲れていくだけで効果を出せません。

S字カーブを取り戻す

股関節の柔軟と脊柱(背骨)のひねり・しなりが大切となります。

⚫︎四股を踏み上体を前に倒す、上体を起こし手は膝に置いたまま身体をひねる(椅子に座って行っても良い)

⚫︎四つ這いになり「キャット&ドッグ」という動作を繰り返す。

⚫︎仰向けになり膝を立て腰は付けたまま膝を左右に倒す。

などの動作を運動前に行う事で消失したS字カーブが多少回復し、低体力の方の運動後の疲労感が軽減します。

運動を習慣づけると

骨盤が後傾している人はハムストリングスという太ももの後ろの筋肉が硬くなっている方が多い様です。

前屈が出来ないのはこの部分が硬くなっている事が原因です。

ハムストリングスの柔軟性を高めるストレッチを行うと良いでしょう。

運動を習慣づけている方はS字カーブの消失も少ないと言われています。

特別な事はしなくても身体を動かす事は可能です。

ラジオ体操もしっかり行えば全身運動です。動く事を日常化する事が大切です。