ジェネリック医薬品って何?

ディケアさんでの薬のお話し第三弾は「先発医薬品とジェネリック医薬品の違い」について。

ジェネリック医薬品の出始めによく耳にした話題ですから、これまたよくおわかりの事かもしれませんね。

先発医薬品といわれるもの

製薬会社は長い年月をかけて研究し新しい薬を開発します。

新しい薬が出来上がるまでには0から多くの失敗を重ね、効果のありそうな成分が見つかれば薬にするまでのデータを積み重ねるなど、長い長い年月と費用がかかります。

新薬開発費用は数百億円とも言われ、開発年月は10〜20年とも言われます。

そのため先発医薬品には特許期間が認められています。特許期間内にはジェネリック医薬品を作ることはできません。

ジェネリック(後発)医薬品

ジェネリック(後発)医薬品はすでに有効成分が開発・検証されている医薬品を作るわけですから、開発にかかる費用も安く、時間もかなり短期で済みます。そのためジェネリック医薬品の価格は先発医薬品と比べて安価であることが多いわけです。

安価であることがジェネリック医薬品の最大のメリットと言えるでしょう。

何が違うのか、何が同じなのか

主成分(有効成分)はもちろん同じです。効き目も同じです。

品質管理試験なども行い先発医薬品と「同等」なものしか承認されません。

ジェネリック医薬品の最大メリット「安価」なものを作るため添加物・賦形剤といったものは先発医薬品とは異なるものが使用されている場合はあります。しかし粗悪な海外品などは使用されることはありません(厚生労働省:ジェネリック医薬品への疑問に答えます より)

先発医薬品から替えても大丈夫なのか

成分・効き目は同じで安価なのがジェネリック医薬品です。切り替えても心配は要りません。

ただ、変更して合わないことは稀にあります。それはさきほどの添加物・賦形剤が合わなかった場合です。

効果が感じられなかった、と思う方もいるようです。概ねそれは「変更した」ということで心理的ことが考えられるようです。