子宮内膜症、発見の鍵は生理痛

あなたは辛い生理痛はありませんか？

もしかするとそれは子宮内膜症のサインかもしれません。

子宮内膜に似た組織が卵巣、腹膜など子宮内膜以外の場所で増殖する病気を子宮内膜症と言います。

最近生理痛がひどくなってきた、生理の時飲む痛み止めの量が増えた、生理以外の時にも下腹部が痛い、排便痛・性交痛がある、という人は子宮内膜症の可能性があります。

まず第一は「生理痛がひどくなる」

辛くて立っていられない、仕事に行けない、鎮痛剤が効かない…などがあげられます。

ほかには子宮と周囲の卵管、卵巣、腸が癒着するため、生理の時以外でも強い下腹痛を感じるケースが多数あります。

「不妊の可能性が高まる」

卵巣の嚢胞、卵管の癒着などで妊娠しにくくなる可能性があります。

「卵巣がんのリスクが高まる」

卵巣に子宮内膜症が起こり、月経血が卵巣に溜まって腫れる「卵巣チョコレート嚢胞」患者の0.7％に、卵巣がんが発症すると言われています。

生理があれば生理痛は当たり前、ではないんです。その痛みは病気のサインかもしれません。

子宮内膜症と気付かず放置しておくと進行してしまいます。

卵巣に子宮内膜症が起こると古い血液が溜まり、チョコレート嚢胞となり卵巣がんの原因となる場合もあります。

子宮内膜症は早期から治療を続ければ上手に付き合っていける病気です。

閉経を迎えると卵巣からのホルモン分泌がなくなり、子宮内膜症の症状も治まってきます。

早期発見が、病気の進行を抑えたり、症状を軽減することに効果的です。

いつもより生理痛が強くなってきた骨盤痛がある、不正出血がある…など自分の身体の変化に気付くことが重要です。