健康相談教室「快適な睡眠で健康づくり」今日は栄養面から快適睡眠を考えます。
体内時計のリセット
体内時計は全身にあり、腸や肝臓など内臓の働きが活発になる時間とそうでない時間があります。
夜食をとると太るというのは皆さん良くご存知でしょうが、夜間に食べると吸収が下がり消化されません。
体内時計により食や栄養がコントロールされているのなら、食事によって体内時計をリセットする事も可能です。
体内時計のリズムを整えるには
1日で一番長く食べなかった後で取る食事によりリズムは整えられます。
多くの人が夜食べた後朝まで何も食べないため、食事をすることでインスリンが分泌されリズムが整います。
朝の光を浴びるのと同じくらい朝食は重要な役割を果たします。
朝食のカギとなるもの
睡眠ホルモンである「メラトニン」の原料となるのは「セロトニン」という物質です。
このセロトニンはトリプトファンやビタミンB6から作られるため、これらを多く含む食品を朝に摂ると良いと言われます。
トリプトファンやビタミンB6は、様々な食品に含まれていますが、とりわけ肉類、魚介類は含有量が豊富です。
同時に炭水化物を摂ると効率よく脳に運ばれるようです。
トリプトファンは過剰に摂ると副作用もあります。サプリメントではなく食事から十分に摂れますから偏らずバランスの良い食事を心掛けるのが良いでしょう。
睡眠に良いもの・悪いもの
カプサイシンは体温を上昇させます。唐辛子・キムチ・豆板醤・タバスコなどに含まれています。
睡眠の質を改善するものにグリシンやテアニンと言ったものもあります。
グリシンは牛スジやエビ・カニなどに含まれ、テアニンは緑茶の旨味成分です。
睡眠に悪いもの(事)はカフェインやアルコール飲料。入眠を妨げたり、眠りを浅くします。
夜遅い食事は胃腸に負担がかかり入眠を妨げます。