30〜60歳代の日本女性がかかるがんのトップは乳がんです。
50年前は50人に一人だったのに対し、現在は11人に一人。
年代別では30代後半から急激に増加し、40代後半でピークに。さらに閉経後の60代前半で再びもう一つのピークがやってきます。
しかし、むやみに怖がらないでください。乳がんの死亡率は第5位。
乳がんは早期発見によって適切な治療を受ければ、ほとんどの場合生命に影響を及ぼさずに済む病気なのです。
早期発見であれば90%の人が治癒すると言われているにもかかわらず、検診を受けている人は3人に1人程度。
早期の乳がんは自覚症状がなく、触ってもわからないため画像診断でないと発見できません。
そのため自覚症状がないうちの定期的な検診が重要なのです。
乳がん検診の目的は単に乳がんを発見することではなく、死亡率を減少させることです。しこり2㎝以下の早期発見であれば
など多くのメリットがあります。
定期的に乳房を調べる「自己検診」は乳がん早期発見の重要なポイントです。
乳がんを見つけた人の約65%が自己検診(乳房セルフチェック)によってです。
触れる大きさ(約1㎝)になるまでにおおよそ10年ですが、そこから約2㎝になるのにはたった1年しか掛かりません。
その後の治療や生活を考えると、小さなうちに見つける事が重要です。
20歳以上の女性は、ひと月に一度は見て触ってセルフチェックが必要だと言われています。
月経のある女性は月経開始5日目〜1週間の乳房の張りが引いて柔らかくなり、しこりがわかりやすい時期が最適です。
閉経ごの女性は毎月セルフチェックの日を決めると良いでしょう。
リンパマッサージとストレッチ、さらに乳房セルフチェックも行えてしまう「リンパトーンマッサージ®️」で自分の乳房に関心を持ち、自身の健康を見つめるきっかけになればと思います。
乳がん啓発運動指導士は乳房セルフチェックを含むリンパトーンストレッチ®️を指導できる資格です。
正しい知識と最新情報で乳がん早期発見の取り組みを実践できます。
「リンパトーンストレッチ®︎」はリンパの流れと血流を促進し柔軟性と代謝を高め、乳房セルフチェックができる体操です(ただし乳がん術後のリンパ浮腫を改善するものでは有りません)
他にもコラム「ピンクリボン」もご覧ください。