妊娠にも必要なビタミンD

4/22付の日本経済新聞「元気の処方箋」ではビタミンDの話。

妊娠率アップにも⁉︎

ビタミンDと言うとカルシウムが骨に沈着しやすくする働き、と思いがち。

確かにそれも一つの働きですが、近年たくさんの重要な働きをしていることがわかって来ています。

東京医科歯科大学の加藤浩晃教授がお書きになったコラムにもあるように、私たちの身体のほぼ全ての組織にビタミンDの受容体(ビタミンDがくっ付く事で力を発揮する場所)があり細胞の増殖や分化、生体防御など我々の身体を調節する大事な働きを持っている。

免疫機能を調節する働きもあるため、インフルエンザ、風邪、肺炎などの感染症への効果も期待されています。

他にも卵巣や子宮内膜、卵管、胎盤にも受容体はありビタミンDが妊娠率のアップや流産率のダウンに関係していると言う報告もあります →こちら

ビタミンDを摂るには

こんな多才なビタミンD、皆さんもご存知でしょうが実は自分自身で作る事ができます。

人の皮膚にはビタミンDの前段階物質が有り、紫外線が当たる事でビタミンDに変わって行きます。

1日20〜30分程度ののウォーキングや散歩で作る事が出来ますよ。

食事で摂るなら断然魚とキノコ!魚は皮部分に多く存在するのでしっかり焼いて皮まで食べましょう。

キノコも日光に当てるとさらにビタミンDが増えます。干し椎茸も日に当てるとさらに増えるようです。

食事で摂りきれないと考えるならサプリメントを上手に使う事がお勧めです。

 

加藤教授も仰ってますが、「予防医学」の観点からも多才な働きを持つビタミンDはとても重要。

妊娠から骨粗鬆症、感染対策…老若男女に無くてはならないビタミンD、皆さんもっと注目です!